看板屋　さっちゃん

本棚を整理していて、この本を見つけました。
昨年の春　熊本の阿蘇へ旅行に行った時に手に入れた本です。

親しくしているバスの運転手さんが、あの美術館はいつ行っても元気をもらえる所だから・・
と　言って案内してくれたのです。

そこは、阿蘇ファームランドからバスで５分程の小高い丘の上にありました。
「風の丘　大野勝彦　美術館」　でした。

旗が掲げられていたので、ご本人がおられるよ！と聞いてついてる～！！　　
なんて　ばかで単純・軽率な私。

　
軽い気持ちで入った私に飛び込んできたもの！！

両腕をはさまれ、切断。という大事故の直後に描いたという　「書」　が私の身長ほどの大きさに描かれていて
大きく胸をうたれました。　　足が止まって　涙がポロポロ・・・



事故後、生きるすべをなくした自分が、これからいかにして生きていくか、どれほど多くの人に叱咤激励され、
勇気をもらい、　　感謝　　感謝の・・毎日を送ったか。　　
涙なくしては見れないものでした。

こんなに、両腕を失っても強く生きて、さらに人に勇気を与えられるなんて・・すごいですよね！！


今はこうしてたくさんの作品を描きためておられます。
本人の腕もさわらせてもらいました。










記念撮影にも快くはいってくださいました。




最後に私へのメッセージも書いてもらいましたよ（＾：＾）
ほんとに、勇気や元気をもらった　美術館　でしたね。